ThinkPad日記

■ 535XでWindows2000

ThinkPad 535X のOSを、Windows2000 にしました。

導入するWindows2000については、期間限定販売の安いアップグレード版が、今だにあちこちのパソコンショップで売れ残っていましたが、上書きインストール（？）のようなアップグレードでは安心できないので、通常のパッケージになっている Windows2000 Professional（いわゆる製品版）にしました。Microsoft Windows 2000 Professional (5.00.2195)

具体的なセットアップ方法は、@NIFTYのFIBMTP1フォーラムで公開されている「Windows2000 インストールガイド for ThinkPad 535 Series」に詳しいですが、この中でもアップグレード版では、互換チェックの場面で面倒な作業(CD-ROMドライブの認識等)が必要になることが指摘されています。

そこで、製品版をデスクトップ（Win98）経由でHDDにコピーし、クリーンインストールすることにしました。実際の手順については、前述のインストールガイドを参照してください。


以下は私がインストールした時のメモ。

●ThinkPad 535X の必要なデータをデスクトップへバックアップ。

●535Xの2.5インチハードディスクを取り出す。

●そのHDDをデスクトップ（Win98）に2.5→3.5アダプターを使って取り付ける。

●起動用FD（2枚組）でデスクトップを起動。コマンドライン。

●デスクトップにWindows2000のCD-ROMを入れ中を見る。ドライブの確認。例えばf:

●2.5インチHDDが読めるかチェック。ドライブの確認。例えばd:
　覚悟を決めてから、間違えないように2.5インチHDDをフォーマット。

●Windows2000のCD-ROM内のi386フォルダをXCOPYを使って2.5インチHDDへまるごとコピーする。
　※例えば、xcopy f:\i386\*.* d:\i386\*.* /e/s
　※この作業で5000以上のファイル、約500MBを2.5インチHDDへコピーすることになります。

●デスクトップから2.5インチHDDを取り外し、ThinkPad 535X に装着する。

●事前に作っておいたWin95起動用FDでThinkPad 535Xを起動する。
　※デスクトップのWINDOWSフォルダにあるsmartdrv.exeをFDにコピー、autoexec.batの最終行に「a:\smartdrv.exe /v」を追加しておくこと。←必須

●i386フォルダに移り、winntを走らせる。
　※例えば、c:　→　cd i386　→　winnt

●後は画面の指示にしたがってWindows2000をインストールする。


インストール後に、行ったこと。

●キーボードの設定を106キーボードに変更。
　※Microsoft IME 2000(Japanese)の動作確認。

●535X専用モデムドライバを導入。
　※98/07/25 ThinkPad 535X モデム・サポート Windows 95,NT, OS/2 V1.71
　ftp://ftp.jp.ibm.com/pub/pccsvc/thinkpad/iam108/

●モバイルでインターネットするためにPHS LINK 64を導入。
　http://member.nifty.ne.jp/mstart/thinkpad/th31.html

●インターネット＆メールの設定し、Windows2000のWindows Updateを行う。

●535Xを親指シフト化するために「快速親指シフト」（OAKパワーアップβ版）を導入。
　http://member.nifty.ne.jp/mstart/dream/oya16.html

●Windows2000のDOS窓でDOS汎用ソフトを利用できるようにするためANSI.SYSを設定。
　※CONFIG.NTに「device=%SystemRoot%\system32\ANSI.SYS」を追加する。

●自作スケジューラーSXR/SX(各Win版)、SX(DOS汎用版)ほかを導入。


で、535XにおけるWindows2000の使用感ですが、実に快調です。サスペンドやハイバネもバッチリで、安定性バツグン。“微動だにしない安定感”とでも表現すれば良いのか、この点がとても嬉しいです。もっと早くWin2K化すれば良かった。(^_^;

起動時は多少もたつきますが、一度立ち上がってしまえば、後は快適です。例えば、特別なチューニングをしたわけでもないのに、自作スケジューラーSXR/SX(各Win版)の動作なども、Win98より明らかに速くなっています。(^_^)v

逆に、今回のWindows2000化でのデメリットは、今まで重宝していた「パラレル接続のCD-ROMドライブ」が利用できないこと。それから、535Xに入れているハードディスクが2Gの物なので、空き容量がわずか400MBになってしまったことです。(^｡^;)

2001-03-15