ThinkPad日記

■ ポータブルバッテリーV2.7

吉野電装から写真のような面白い物が届きました。



これは「ポケットサイズ ポータブルバッテリーV2.7」というもので、ノートパソコンのACアダプター端子から電源を供給するバッテリーです。IBM製(ThinkPad 730用?)のノート用電池パック(NiMH7.2V1,600mAh)を2個組み合わせて、14.4V1,600mAhのポータブルバッテリーに改造してあります。



サイズは、長さ105mm×幅50mm×厚さ45mm。比較的コンパクトな物ですが、電池パックを2個重ねて作られているので、厚みはけっこうあります。

使い方は非常に簡単で、ノートのバッテリーが切れそうになってきたら、このバッテリーのプラグをノート本体の後ろにあるアダプタ端子に接続するだけ。ACアダプターの代わりに外部から電力を供給するタイプです。純正のACアダプターは16Vで、このバッテリーは14.4Vですが、ちゃんと動作します。



このバッテリを接続している時は、ノートパソコン内部のバッテリーも充電されるので、見かけ上の使用時間は短めですが、放電してからも、充電されたパソコン側のバッテリで駆動できるので、トータルとして電池駆動での時間がかなり延びます。

充電も簡単で、専用充電器にプラグを差せば、充電中を示すランプが点灯し、数時間で充電できるようです。ただし、自動充電終了機能はないとのことなので、「なま暖かくなったころを見計らって」プラグを抜くように、という使い方がホームページに載っていました。



で、面白いのがこの充電器です。以前このコーナーで紹介したノート用のACアダプターを流用して作られているので、そのまま単体でもノートパソコンのACアダプターとして使うことができます。



また、この充電器をノートのACアダプターとして使いながら、同時にポータブルバッテリーの充電もできるようです。実際にThinkPad 535X で試してみましたが、問題なく充電しながら535Xを使うことができました。

吉野電装では、このポータブルバッテリーが3490円、専用充電器が2980円で、計6470円ですが、これをセット価格4900円(安い!)で売っています。市販されている同様のメーカー品と比較すると超格安の値段です。

他のノートパソコンでも使える汎用の外部バッテリーであり、専用充電器もACアダプターとして兼用できることなどを考えると、外出先でノートを良く使うモバイラーにとっては、無駄のない、なかなか頼もしいセットです。

2001-02-27