ThinkPad日記

■ ちょっとした表示の高速化

不要な雑誌を整理していたら、古いパソコン雑誌にWindows95の裏技集が載っていました。

掃除の手を休めてパラパラめくると、結構使えそうなのがあります。例えば、窓の最大化・最小化の高速化、スタートメニューの高速化など。

さっそくやってみたら、速度の遅い私の ThinkPad 535 (2606-KJ8)＋Windows95 という環境では、実に効果的でした。


●ウィンドウの最大化・最小化のスピードアップ

これは、フォルダなどを最大化・最小化する際に描画されているアニメーション表示をオフにするもので、低速なマシンでは効果が顕著です。

まずレジストリエディタ（Regedit.exe）で、「HKEY_CURRENT_USER」→「Control Panel」→「desktop」→「WindowMetrics」と移り、文字列を新規作成します。

次に「MinAnimate」とリネームし、「値のデータ」を「0」と入力し「OK」で完了。再起動すれば、これ以降、ウィンドウの最大化・最小化時のアニメーション表示が行われなくなり、パッパッと小気味よく消えたり表示されたりするようになります。


●スタートメニューのポップアップ表示のスピードアップ

スタートメニューの中で階層化されている部分がありますが、あのメニューがポップアップしてくるまでの反応時間を調整できるようにするというもの。

レジストリエディタで、「HKEY_CURRENT_USER」→「Control Panel」→「desktop」と移り、「MenuShowDelay」がなければ新規に文字列として作成します。

この値のデータは、「20」ぐらいが最適らしいのですが、これを「0」にすると、実に快適です。

マウスポインタの右側にポップアップメニューが瞬時に出てくるようになり、まるでCPUのクロックアップを行ったみたいです。←ちょと大げさ。(^_^;


バッテリーでの駆動時間を少しでも長くしたいために、バッテリーモード時のCPU速度を中速とか低速に設定しているので、こんなちょっとした表示の高速化でも、かなりストレスが減ります。

どちらもレジストリを変更する、つまりOS側の設定を変える作業だけなので、ThinkPad 535 に限らず、Windows95/98で利用できるテクニックです。←こんなことは、ThinkPadユーザーなら当然かな！？

※レジストリのバックアップと復元が自力でできない人は手を出さないほうが良いです。念のため。

2000-07-11