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自己変革の裏技
■ その十八 「美しい夕陽を見る術」
美しい夕陽を見て、美しい夕陽だと感じること。
そこには、ひと言のナレーションもない。
そこには、一行のキャプションもない。
美しい夕陽は、ただそのままで美しいのだ。
美しい夕陽の、その美しさを証明する必要はない。
美しい夕陽を見たことがその証明なのだ。
美しい夕陽を見て、美しい夕陽だと感じること。
そう感じる心には、美しい夕陽と同じ美しさがある。
美しい夕陽と美しい心が出会うからこそ、
美しさが共鳴し、共感し、感動が生まれるのだ。
美しい夕陽を前に、自分の心を恥じる必要はない。
心のなかにもともと美しい夕陽があるのだ。
美しい夕陽を見て、美しい夕陽だと感じること。
そう感じられないときには、心のほうに過ちがある。
美しい夕陽は、いつも美しい夕陽なのだ。
美しい夕陽を見えなくしている心の曇りは何なのか。
心のレンズに付いた、きょうの垢を洗い落とせ。
美しい夕陽のように、心のレンズはもともとピカピカなのだ。
美しい夕陽を見て、美しい夕陽だと感じること。
そこには、きょう一日への感謝がある。
そこには、新しい明日への希望がある。
感謝する心と、信じる心があるからこそ、
美しい夕陽は、美しく輝くのだ。
美しい夕陽を見れば、美しい朝日が昇るのだ。
1999-01-07
越前海岸で美しい夕陽を見ました。温泉に浸りながら、日本海に沈んでいくその夕陽を眺めていたら、ここに書いたような詩が浮かびました。美しい夕陽はめったに見れませんが、美しい夕陽に感動できる自分でありたいと思います。
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