■ 書類整理(3) 保管棚
「山根式封筒ファイリング」の山根氏は、確か著書の中で、封筒ファイルを収納する棚には、スチール製の書棚がコスト的に最も安く、また耐久性も申し分ないため最適だと言われています。
私も当初はそう思ってスチール棚を使ってみましたが、これが実際に使ってみるとあまり具合が良くありません。スチール製の書棚は、棚板が一枚板なので、封筒をそこに並べると左右のどちらかに倒れてしまい、収まり具合が悪いのです。それに、奥行きが少ないというのも、いまいち不安定です。街で一般的に売られているスチール棚は、安易な造りで、封筒を入れた状態だとグラグラする構造のものが多いようです。
そこで、私の職場では、封筒ファイルの保管用として、スチール棚の代わりに「カラーボックス」というものを使っています。カラーボックスは、ペラペラの合板で作った木製のパネルを、木ねじで組み立てる収納ボックスで、３段になった良くある“アレ”です。
このカラーボックスは、スチール棚よりも造りがヤワで、そのまま使うとすぐに棚がズレ落ち、まったく使い物になりません。ところが、これを横に倒して使うと、なかなか強度もあり、複数のボックスを重ねられるという利点も生まれます。
スチール棚よりは奥行きがあり、横に倒すことで棚板が間仕切りになって、封筒ファイルが倒れることもなく、収まり具合がちょうど良いです。
コスト的にも、ホームセンターやダイエーなどで、良く特価１８００円（？）とかいう値段で安売りされているので、３個購入して積み重ねるとしても、ラクラク１万円以内で立派な書棚ができあがります。
さらに、組み合わせによりレイアウトが自在で、色をそろえると、見栄えもスチール棚よりはるかに良いため、職場では同じカラーのボックスをその都度買い足し、多用しています。いま数えてみたら、全部で５４個ありました。ウチの会社では、「黒字になって欲しい」という理由から、その色をブラックに統一しています。(^^;
ちなみに、複数積み重ねる場合は地震対策を考えて、金具などで連結し固定するようにしています。
1996-06-13木
