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MindでGUIプログラミング

■ 1999-10-01　[Tcl/Tk]　参考書　「Effective Tcl/Tk」


書店に行ったら、Tcl/Tkの新しい本が2冊出ていたので購入してきました。

ひとつは、Mark Harrison/Michael Mclennan著、吉川邦夫訳「Effective Tcl/Tk」（発行：アスキー、定価：4,200円＋税）。


Tcl/Tkの基本を解説した本は何冊かありますが、この本はそういった一般的な内容ではなく、“具体的なアプリケーションを開発する方法”に重点が置かれているのが特徴。
目次は次のようになっていて、普通の入門書とは構成がひと味違っています。

　第１章　Tcl/Tkアプリケーションの構築
　第２章　ウィンドウのパック、グリッド、プレース
　第３章　イベント処理
　第４章　Canvasウィジェットを使う
　第５章　Textウィジェットを使う
　第６章　トップレベルのウィンドウ
　第７章　他のプログラムとの相互作用
　第８章　Tcl/Tkアプリケーションの配布
　第９章　クロスプラットフォームアプリケーションの開発
　Appendix

例題として扱われるソースも実践的なものが多く、packを使ったノートブックをはじめ、gridを使った電卓、Canvasを使ったタグ付きメモ帳、カレンダー、お絵描きパッケージ、テキストエディタ、アポイントメント・エディタ、ファイルのツリー表示、バルーンヘルプ、電子秘書、GIFファイルのアニメーション表示、インストールプログラムなど、多く載っています。

「今まで何冊かTcl/Tkの本を読んだが、どうもいまひとつアプリケーションの作り方が分らない」という人にはとくにおすすめの本です。この手の本がもっと増えてくると助かるなぁ。


もう1冊は、Paul Raines著、須栗歩人監訳、日本ルーセント・テクノロジー(株)訳の「Tcl/Tkデスクトップリフェレンス」（発行：オライリー・ジャパン、定価：900円＋税）。


これは、Tcl/Tkのコマンドやウィジェットの用法をまとめた、いわゆるハンドブック。
あまり必要性は感じなかったけど、まぁ関連書籍ということで買ってしまいました。（＾_＾；

というわけで、次のように書籍リストに追加しました。


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