MindでGUIプログラミング

■ 1999-02-01　[Mind]　GUIライブラリの再コンパイル


今回、filewライブラリよりも下位にあるfexecdos.srcを一部変更して
filewライブラリを作り直す必要が出てきました。

fexecdos.srcはmind7\fileディレクトリにあるので、
エディターでまずfexecdos.srcの希望のソース部分を修正します。


次にfilewライブラリを作り直すわけですが、filewライブラリは、
filew.srcというソースファイルがあってそれをコンパイルするわけではなく、
次のような手順で作られています。

　　yoyakus (原始シンボルファイル)
　　　　↓
　　asmwordw.src yoyakus をコンパイル
　　　　↓
　　console.src asmwordw をコンパイル → consolew として出力
　　　　↓
　　file.src consolew をコンパイル → filew として出力

このことは、mind7\file\objディレクトリにある filew.hisを
見ると履歴が残っているので分かります。
filew.hisの通りに、再コンパイルすればＯＫというわけです。



実際の手順は、まず、DOS窓から、fileディレクトリに移り、

｜mind7>cd file
｜mind7\file>


ここで、yoyakusをライブラリとしてasmwordw.srcをコンパイルします。

｜mind7\file>mind asmwordw yoyakus obj\asmwordw

「obj\asmwordw」は、mindコンパイラのオプションで
objディレクトリに、asmwordwという名前でコンパイルせよということです。


すると、次のようなファイルがobjディレクトリに作られます。

　　　mind7\file\obj\asmwordw.mco
　　　mind7\file\obj\asmwordw.sym
　　　mind7\file\obj\asmwordws.his
　　　mind7\file\obj\　　：


次に、このasmwordwをライブラリとしてconsole.srcをコンパイルし
consolewを作ります。

｜mind7\file>mind console obj\asmwordw obj\consolew -local


そして、さらにconsolewをライブラリとしてfile.srcをコンパイルし
filewを作ります。

｜mind7\file>mind file obj\consolew obj\filew -local


これで、filewライブラリができたので、tolib.batというバッチファイルを
実行させて、filew.mco filew.symを、libディレクトリに複写します。

｜mind7\file>tolib.bat


上位互換のtcllibライブラリは、マインドワークベンチから、
tcllib.srcを開いて、filew.symをライブラリファイルとしてコンパイルできます。

コンパイルした後に、tolib.batでlibディレクトリに複写すれば完了です。